セグメント情報

2025年3月期

売上構成比


売上高(百万円) 営業利益(百万円) 営業利益(%)
医薬品卸売事業 564,614 5,163 0.91
薬局事業 19,552 251 1.28
動物用医薬品卸売事業 11,626 314 2.70
その他事業 4,577 ▲78 -1.70

医薬品卸売事業

医薬品卸売事業においては、薬価改定の影響のほか、前年同期に計上した新型コロナウイルス感染症の治療薬や検査キット等の販売が減少するなどマイナスの影響はあったものの、先述のインフルエンザの流行による検査キットや治療薬の販売の伸長に加え、抗がん剤を中心とした新薬創出加算品および子宮頸がんワクチンや、10月から接種が開始された新たなコロナワクチン等の販売の伸長が減収分を上回り増収となりました。利益面においては、繰り返しになりますが、前年に計上した大口先の貸倒引当金の戻入益の反動や、国や自治体から受託したコロナワクチン配送収益の剥離、ならびに事業投資費等の計上があったものの、先述の増収効果や、一貫して取り組んできた取引コストを意識した価格交渉によって、営業利益は増益になりました。
以上の結果、売上高は564,614百万円(前年同期比102.1%)、セグメント利益(営業利益)は、5,163百万円(前年同期比105.1%)となりました。

薬局事業

薬局事業においては、受付処方箋枚数は減少したものの、調剤技術料収入および薬学管理料収入の増大に努めたことなどにより売上高は伸長しました。一方、利益面においては、薬価改定の影響のほか、処方日数の長期化などにより減益となりました。その結果、売上高は19,552百万円(前年同期比102.3%)、セグメント利益(営業利益)は251百万円(前年同期比81.0%)となりました。

動物用医薬品卸売事業

動物用医薬品卸売事業においては、一部商品がメーカー直販になったため商品切り替えのマイナス等の影響がありましたが、2024年8月のアローメディカル㈱(本社:横浜市)の連結子会社化もあり、売上高は11,626百万円(前年同期比105.4%)となりました。一方、セグメント利益(営業利益)は仕入価格の上昇等が影響し、314百万円(前年同期比89.6%)となりました。

その他事業

その他事業においては、各事業において売上が回復したことなどにより、セグメント損失額も縮小しました。この結果、売上高は4,577百万円(前年同期比102.4%)、セグメント損失(営業損失)は78百万円(前年同期のセグメント損失は109百万円)となりました。